入倉伸夫のシニアライフ-蕨市塚越-

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蕨、戸田、川口、鳩ヶ谷の古を探る

太古の荒川低地の川の移り変わりを考えるー2

古期利根川の誕生

上越国境の源流部から流れ下る山間地の利根川は別として、ゆうゆうと流れる”坂東太郎”が生まれたのは約10万年前のことのようです、山間地から平野にのぞんだ古期利根川は鏑(かぶら)川、神流川、荒川などの水系を集めた後、ときには北へ南へ洪水のたびに流路を定めず氾濫したりしながら、大宮台地の西側に沿い東京湾に注ぐ現在の荒川筋に流路を定めたのは約6万年前のようです

ところが、約4千年前(縄文時代中期末)のある時、突然荒川低地から中川低地へと流れを変えたようです、(その原因、経過は後で述べますが)そして、その変化が後の縄文時代末から弥生時代古墳時代の蕨、戸田、川口、鳩ヶ谷他に大きな影響を与えました

尚、更にまた、利根川は有史時代(江戸時代)以降に、人工的に東の霞ヶ浦方向へ流路を変えられたのですが