入倉伸夫のシニアライフ-蕨市塚越-

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古地図で見る川口・鳩ヶ谷の歴史

安行・新郷地域の変遷-11

安行地区の植木生産の中心地は市街化調整区域に指定されています、また地理的には、JRの川口駅西川口駅東川口駅東武線の草加駅など、どの駅からも離れているため、通勤通学の足はバスか自転車もしくは自家用車になります、鉄道の駅へのアクセスが悪いため、川口駅前や草加駅前から広がる市街地の拡大から免れたとも云えます

しかし、都市的な土地需要が大きい地域では市街化調整区域においても公共目的のための農地転用が多く行われています、最大の大量の農地転用は、首都高速道路川口線(27)と東京外郭環状道路及び地元への見返りとして外郭環状道路に並行して建設中の国道298号線(28)によるものです

東京外郭環状道路は1992年〈平成4年)11月に開業しましたが、植木畑が一面に広がる背景に蒲鉾形の防音壁で覆われた道路の高架線が横切るといった、都市近郊農業と都市施設の混在する独特の景観が見られます、こうした中でも安行の植木畑が都市的な土地需要に抗して存続していけるかが、注目されることです