入倉伸夫のシニアライフ-蕨市塚越-

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蕨、戸田、川口、鳩ヶ谷の古を探る

古地図で見る川口・鳩ヶ谷の歴史

神根地域の変遷ー8

神根地域の中央の台地上には鳩ヶ谷からの日光御成道⑰(県道大宮・鳩ヶ谷線)が南北に通じています、神根の道路は日光御成道の幅が約3.5間(6.3m)、石神から八丁堤を通る大宮道(県道吉場・安行・東京線)が3間(5.4m)と広かったのですが、その他は2間幅以下の狭い道でした

また、芝川には見沼通船の河岸場が根岸の網代橋の上流と尾間木(さいたま市)八丁橋にあり、野菜・米などを千住の市場などに積み出した船は、帰りには肥料・油・塩・藍玉などを載せてきました

交通は大正期に入り幹線道路が改修され、鳩ヶ谷を中心にした自動車道路網が整備されて行きます、輸送方法は貨物自動車やリヤカーが普及するにしたがい、舟運は東京からの下肥ーしもごえ(し尿)の輸送が中心になりました

鉄道は岩槻から大門(さいたま市)を通る武州鉄道が1936年(昭和11年)に神根村の石神まで延長され、さらに赤羽・蕨に延長される予定でしたが、営業不振のため翌年廃止となりました