2012-02-22 蕨、戸田、川口、鳩ヶ谷の古を探る 考古・歴史 #人類学と考古学 《戸田の遺跡》 ◇南原(高知原=たかちぱら)遺跡第5次発掘調査-4 南原遺跡は、荒川(中期入間川)によって形成された自然堤防の南端に立地しています、古墳時代前期をはじめとする集落跡・古墳群、さらに中・近世を通じて現在まで人々の生活が営まれています、特に古墳時代後期に於ける円形周溝墓や古墳跡は、荒川左岸流域にあっては最南端の古墳群として位置付けされます 南原遺跡が所在する戸田市南町は、区画整理事業が早くから行われ、現在では住宅や倉庫が整然と立ち並び、景観は著しく変容しています、標高約5.0mで、平坦な戸田市にあっては比較的起伏のある所で古くから『高知原(たかちっぱら)』と呼ばれており、また土器の散布地として知られ、遺跡の存在が予期されていました