入倉伸夫のシニアライフ-蕨市塚越-

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蕨、戸田、川口、鳩ヶ谷の古を探る

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《戸田の遺跡》

◇南原(高知原=たかちぱら)遺跡第5次発掘調査-1

南原遺跡(第5次調査)の調査地は、戸田市南町2270番地にあります、第1次から4次調査の地点から東へ約200mの位置です、JR埼京線戸田公園駅より約600mのところで、さらに東には中山道が縦断し交通の利便性から開発の盛んな地域となっています

戸田市は埼玉県の南端に位置し、東は川口市、北はさいたま市蕨市、西南は荒川を境として朝霞市和光市、そして東京都板橋区・北区と接しています、面積は、18.11㎡です、東は中山道(国道17号)が、中央には東北・上越新幹線及び埼京線が、西には国道17号バイパスが縦断し、東京都へと通じています

かつて荒川には「戸田の渡し」や「早瀬の渡し」があって、江戸の北の玄関口として交通の要所となっていたところでもあります、荒川は西部では北西から南東へ流れ、笹目付近で東へと方向を変え、南部ではほぼ東西に流路をとっています

南原遺跡は、この荒川(中期入間川)の溢流によって形成された火山灰質の砂質粘土からなる黄褐色土質を基盤とする低平な自然堤防上の微高地の南端にあります、標高は約5.0mを測り、比較的高低差のあるところとなっています