2011-02-27 蕨、戸田、川口、鳩ヶ谷の古を探る 考古・歴史 #人類学と考古学 ◇ 蕨の歴史ー3 武蔵野線付近から北は、標高14~16mの大宮台地となります、国道17号沿いでは、さいたま市南区白幡の白幡沼とさいたま市南区別所の別所小学校の間に「別所坂」と呼ばれる坂があり、旧道(中山道)でもさいたま市南区白幡の南浦和小学校の脇に「焼米坂」(やきごめさか)と呼ばれた坂があります これらの坂は、低地と台地を区切る段丘崖(だんきゅうがい)の部分です、坂の上は比較的平坦な台地表面ですが、白旗沼、別所沼、藤右衛門川などは大宮台地を刻む谷底にあたります 川口市芝の芝中学校および長徳寺のある標高15m程度の高まりは、大宮台地の続きが島状に離れて分布している部分です 芝川の谷の東側から川口市安行にかけては台地の標高が高く、「鳩ヶ谷台地」とも呼ばれています、川口市峯の峯ヶ岡八幡神社付近で標高18mに達します、荒川の対岸の武蔵野台地は、板橋区内のやや高い部分と、赤羽から本郷にかけてのやや低い部分とがあり、それぞれ成増台、赤羽台と呼ばれています