2009-11-10 蕨、戸田、川口、鳩ヶ谷の古を探る 考古・歴史 #人類学と考古学 川口の古を考える 篠谷ッ、木曽呂北、木曽呂遺跡 [10] 差間字篠谷ッ191番地先、木曽呂字北720番地先、木曽呂字北980番地先 木曽呂・木曽呂北遺跡の発掘調査によって、弥生時代の集落跡が明らかになりました、この集落は出土遺物から弥生時代後期に全て包括されるようです 集落を構成しているものは住居址が中核ですが、木曽呂北遺跡からは特異な土坑が検出されています、しかし、この時期の遺跡より確認される環濠等は両遺跡からは見られませんでした、出土遺物を検討すると、住居址群が両遺跡間で時間差をもって集落が形成され、木曽呂遺跡においても遺跡内で大きく2期に分けることが可能です 川口市内において弥生時代後期の集落を検出した遺跡は七郷神社裏遺跡、東本郷遺跡、小谷場台遺跡(未整理)、赤井台遺跡(未整理)と今回調査の2遺跡を含め合計6遺跡と少数です