2009-09-25 俳句つくり 余情 俳句 #俳句、川柳 ”八月の雲流れ果て戦止む” 真夏の選挙が終わり、与野党が逆転しました、どうやら「深く静かな大変化」が始まりそうです、ふっと頭をよぎるのは、太平洋戦争が終わった時の八月でした、良い方向へ大変化すればよいのですが、どうなりますでしょうか ”朝の意気夕べにしぼむ初秋かな” 朝晩がだいぶ涼しくなり、起きた時には今日は色々とやるぞと意気込むのですが、日中は未だ暑くげんなりとしてしまい、予定どうりには行きません ”草原の牛の背中に初嵐” テレビの画面からの句です、草原にも秋の気配があるようです ”坂の秋グリーンの上に蒼き海” 術後のため、真夏の外出を殆どせず家におりましたので、セカンドハウスの草採り他が気になっていましたが、シルバーウイーク前にかなり涼しくなりましたので、連休前半には戻る予定で出かけました、海に向って坂を降りていくと、夏の草が色奇麗になった上に、蒼い海が秋の陽を映していて、そのコントラストは素敵でした ”西日うけ堂々の松秋の夕” 少し、外作業をして外を眺めながら晩酌をしたときの光景です、普段はなんとはない松も秋の夕陽をうけると、堂々としています ”刈終えし芝に来し蝉動きなし” 今年は仰向けになり、動かなくなった蝉を多く見かけます ”野の作業心身すこやか天高し” 秋とはいえ、日中は気温もあがり外作業は病後の身には応えるかと、びくびくしながら作業をしていましたが、どうやら何の異常もなく過ごせました ”部屋そうじ終わるを待ちて蜘蛛出し” やはり、常なる住人は蜘蛛のようです ”近道と思いつつつい花野かな” 秋の花は魅力いっぱいです、つい遠まわりをしてしまいます ”とびとびの黄金のむしろ稲みのる” 本来は一面の黄金となるのでしょうが、減反による休耕田が多く見られ、黄金の絨毯とはならないようです ”地図を手のキラキラの秋ローカル線” 連休で料金割引もあり、高速道路の混雑が予想されますので、いつもは利用しないローカル線に乗り帰ることにしました、車中、中学生や女性のグループが地図を見ながらローカル線の旅を楽しんでいるのに出会いました、速く、効率的にという価値観からゆっくりと個性的にという価値観が広がっているのを感じました、これも変化でしょうか ”敬老日孫よりのケーキおすそわけ” 同じマンションの奥さんが玄関のところで、ケーキを提げて外出するところに出会いました、おいしそうだねと声をかけたところ、孫が敬老の祝いに手作りのケーキをくれて、それを親類に分けにいくところだとのことでした