2009-07-22 蕨、戸田、川口、鳩ケ谷の古を探る 考古・歴史 #人類学と考古学 川口の古を考える 戸塚5丁目遺跡第5次調査・大字戸塚字立山4161-1地点 [2] この調査では住居址5軒、土坑75基、井戸1基、溝状遺構5条、多数の柱穴が検出されています、主に弥生時代及び近世以降と思われるものです 弥生時代後期と思われる5軒の住居址は、いずれも台地東縁の谷へと下る傾斜面上に作られているため、北側部分の残存状況は良好です、やや不整の円形を呈する4号住居址を除いてすべて隅丸方形もしくは長方形です すべての住居址で貼り床の存在が認められ、1号住居址を除く4軒では、床面に穴を掘り込み、炉として使用していた地床炉を確認しています、柱穴は3号、4号住居址で検出されています 遺物はすべての住居址の床面あるいは覆土中より出土しています、焼失した可能性がある5号住居址の床面直上からは下半部が残存した土器が出土しています