蕨、戸田、川口、鳩ケ谷の古を探る

川口の古を考える

上台（うわだい）遺跡第７次調査・戸塚３－１０－６地点　[６]

９号住居址は中央南よりにあり、他の住居址とは異なり平面形態で円形です、直径は３・９５ｍ、深さ１２ｃｍと浅く、床面は貼り床で、硬くなっています、炉跡・貯蔵穴が設けられています、炉跡はやや北東よりにあり、長軸７２ｃｍ、短軸６７ｃｍの楕円形で、底面は緩やかに掘り窪められ、硬い面をを形成しています、貯蔵穴は南側に２基あり、どちらも円形です、東側の貯蔵穴は直径３７ｃｍ、床面からの深さ２７ｃｍ、西側の貯蔵穴は直径２５ｃｍ、床面からの深さ１６ｃｍです、これらの貯蔵穴の底面は平坦面でなく、凹凸があります