2009-06-25 蕨、戸田、川口、鳩ケ谷の古を探る 考古・歴史 #人類学と考古学 川口の古を考える 七郷（ななさと）神社裏遺跡・戸塚３丁目地点調査 [３] この調査では、縄文時代早期から歴史時代に至る遺構・遺物が検出されました、縄文時代に関しては、遺構の検出はみられませんでしたが、遺物は早期末葉～晩期にかけての土器・石器、礫等の出土がありました 弥生時代では、１０軒の住居跡が検出されました、後期後半～終末期のものと思われます、この集落は台地縁辺に広がる当時のムラ集落の一部分に相当すると思われ、この遺跡北側の市道建設工事時においてもほぼ同時期の遺物の出土が確認されていることからも、集落は発掘区域外の北方、さらに西方へとかけて広い範囲に展開していることが想像されます 住居跡は、その形態から数種のタイプに分類可能であり、大型住居を中心として中型・小型住居で構成されています、現段階では決定的な確証はありませんが、ほぼ２時期にわたる集落変遷が想定されます
