入倉伸夫のシニアライフ-蕨市塚越-

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蕨、戸田、川口、鳩ケ谷の古を探る

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川口の古を考える

新井宿下一斗蒔遺跡・大字新井宿字下一斗蒔90-1地点他調査 [2]

この調査区は遺跡全体の北側寄りの部分に該当し、東西約290m、南北約20mと東西方向に長く、遺跡を横断するかたちでの調査です

A区(東側部)、B区(中央部)、C区(西側部)と地区を区分して調査されました、A区西側には、南側から緩やかに入り込む谷があり、B区はこの谷に向って東側に緩やかに傾斜しています、C区は南側鳩ヶ谷市との境に存在する大きな谷に向って南西方向に傾斜しています、この大きな谷は約50mの谷幅を測り、台地平坦面での標高は約20m前後と川口市内でも高い位置となっています

確認された遺構は、ブロック2基、住居址2軒、土坑111基、溝6条、地下ムロ4基、多数のピットなどです、遺物は旧石器時代から江戸時代にかけてのものです

遺跡を全体的に見てみると、小さな谷が存在するA区には遺構の数が少なく、B区斜面部から遺構は増えはじめ、C区の台地平坦面は各時期の遺構が均一にあります