入倉伸夫のシニアライフ-蕨市塚越-

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蕨、戸田、川口、鳩ケ谷の古を探る

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鳩ケ谷の古を考える

小渕字細沼第1遺跡・三ッ和1-1-6の一部他地点調査〈3〉

この調査では、古墳時代前期の方形周溝墓4基が集中して検出され、出土遺物も多くさんあります、中小の溝跡は13条検出され、古墳時代前期と近世のものと思われます、土坑は32基検出されています、第21号土坑は、山茶碗窯系片口鉢(コネバチ)が出土していますので、中世のもと思われます、井戸跡は2基検出され、第1号井戸跡は近世以降のもの、第2号は時期不明確ですが、覆土の状況から第1号井戸跡より古いものと思われます

この他に、調査区南部で、水田跡が検出されています、明治10年の公図で水田であったことが確認できますので、近世には既に水田であったことがわかります、この水田跡の北部に接して東西方向に検出された溝跡は平柳用水からの用水溝と判断されます、他に、9世紀代の遺物も出土しています、このように、この調査では、古墳時代前期、平安時代鎌倉時代、近世の生活面が確認されています

全測図は上図の右端に下図の左端が接合します