2008-05-24 蕨、戸田、川口、鳩ケ谷の古を探る 考古・歴史 #埼玉県 主な遺跡を調べて見る 川口市主要縄文遺跡の継続時期 川口の縄文遺跡は叺原遺跡、ト伝遺跡、赤山陣屋遺跡、東野遺跡では縄文時代全期にわたり、その痕跡がみられます 縄文時代前期の埼玉県および大宮台地全体は、貝塚文化の全盛期であったのですが、川口市の前期では小谷場貝塚だけであり、遺跡数も少なく内容も乏しいようです、川口市周辺は少し海が深く、貝塚文化にとって適地ではなかったからでしょう 縄文文化のピークであった中期を過ぎ後期に入ると、全国的には遺跡数が減少し継続性は失われます、しかし、関東地方では千葉県を中心とする東南部において大規模貝塚を伴う拠点集落が営まれ、遺跡分布に地域的なかたよりが見られるようになります、埼玉県内でも全体としては遺跡は減少するのですが、川口市などでは貝塚を伴う集落が、地域の拠点として増えています、新郷、石神、猿貝、前野宿、宮合貝塚、赤山陣屋遺跡、精進場遺跡などです