2008-04-12 蕨、戸田、川口、鳩ケ谷の古を探る 考古・歴史 #埼玉県 主な遺跡を調べて見る 叺原(かますはら)遺跡・川口 この遺跡の場合、一般的な蔵骨器使用の土中埋納ですが、大別して2つに分けられます、1つは約50センチメートルの穴を掘り、その中に火葬骨を納めた蔵骨器を直接埋納するタイプ(13基)です、もう1つは、1~2メ~トル内外の規模の大きい穴を掘り、その中に土師器甕、須恵器の蓋などの破片と炭、骨片などが混在するタイプ(8基)です 前者は、正位・逆位・合口といった個別的な多様性がみられ、さらに、須恵器蓋や土師器甕を転用した内蓋・蓋・被いなどと組み合わせ、須恵器片・刀子を副葬しています、又、後者は、散骨的な葬法と考えられます