入倉伸夫のシニアライフ-蕨市塚越-

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蕨、戸田、川口、鳩ヶ谷の古を探る

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自然堤防について考える

古代、自然のままの河川が洪水、氾濫、堆積を繰り返すうちに、その河川の流路に沿ってできる微高地のことです、洪水を繰り返し、その下流部で土砂を押し流している川の水が、通常の流路からあふれ出すとそれまでの流路の巾の制限がなくなり、水深が急に浅くなるために流速が急におとろえます、そのため川の流れは土砂を運ぶ力を失い、流路の両側にそれを堆積します、洪水が始まると川の流れはいつもの流路に戻りますが、両側の堆積は取り残されます、これらが繰り返されることによって微高地が作られます、自然堤防は流路とその後ろ(流路と反対側)に広がる後背湿地に対してわずかな高まりとなり、低湿地氾濫原の中では水はけの良い農耕に適した所となります