2014-02-03 蕨、戸田、川口、鳩ヶ谷の古を探る 考古・歴史 #人類学と考古学 《戸田の遺跡》 ◇前谷遺跡発掘調査-1 前谷遺跡は戸田市上戸田2丁目26番地(戸田市大字上戸田字前谷)にあります、付近は既に土地区画整理事業が完了し整然としています、東京から近く戸田橋を経て17号国道(中山道)に近接し、早くから拓けたところです、現在は住宅・商業の地となっています この遺跡は標高5m弱の旧中期入間川(現荒川)の流路に並行して発達した東西にのびる細長い不規則な自然堤防の南側に位置しています 昭和42年に弥生時代後期の遺物が掘割りから出土し「壔構(とうがまえ)」遺跡と命名された場所に近接した空地に、大型スーパーマーケットが建設されるとの情報が郷土史愛好家によって戸田市教育委員会に通報されました 戸田市教育委員会は「壔構」遺跡の一部にかかるため早急に発掘調査を行い、記録保存処置をとることになりました、そして、この遺跡の名を「前谷遺跡」と命名しました 調査は昭和47年8月23日から9月6日まで行われました