2013-11-02 蕨、戸田、川口、鳩ヶ谷の古を探る 考古・歴史 #人類学と考古学 《戸田の遺跡》 ◇上戸田本村遺跡 第2次発掘調査-3 上戸田本村遺跡は古くから「くまん塚」と称する古墳群や昭和53年に市史編纂事業による第1次調査が行われ、古墳時代前期や後期の集落跡が明らかになっています 「くまん塚」は古くから古墳群や土師器の散布地として知られ、横穴式石室の石材の一部と直刀が二振りが残されています、二振りとも平造りの直刀で、茎部を欠失しているため刀身長は計測できない状態ですが、現在の刀身長は二振りとも約60cm前後のものです 今回の第2次調査では弥生時代後期の溝1本や弥生時代後期から古墳時代前期の住居跡13軒が検出されています、また、中世の陶器を出土する堀跡が検出されており、寺院跡としてすぐに特定できるものではありませんが、その存在を関連づけるものと考えられます