2013-07-17 蕨、戸田、川口、鳩ヶ谷の古を探る 考古・歴史 #人類学と考古学 《戸田の遺跡》 ◇鍛冶谷・新田口遺跡 第5次発掘調査-2 鍛冶谷・新田口遺跡Ⅴ遺構配置図 鍛冶谷・新田口遺跡は、荒川(中期入間川)によって形成された火山灰質の砂質粘土からなる黄褐色土層を基盤とする自然堤防の北端縁に立地した弥生時代、弥生時代後期から古墳時代前期の集落跡です 戸田市教育委員会では本調査を含めて5次にわたり調査が行われており、また、東北・上越新幹線及び埼京線の敷設工事に伴って大規模な調査も行われました 第5次発掘調査は遺跡の北西縁に位置すところです、試掘調査の時点では炭化物を一面に残す住居跡が2軒、溝(方形周溝墓)2基が検出され、鍛冶谷・新田口遺跡と同様な集落の特徴を示すことが確認されました 住居跡2軒、方形周溝墓2基、溝7本、土壙1基、ピット43箇所が検出されました、調査区内に於ける遺構のあり方は、今までに検出されている状況と同様で住居跡や方形周溝墓、溝など折り重なるように構築されています、遺物も当初から多量に出土しています