入倉伸夫のシニアライフ-蕨市塚越-

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蕨、戸田、川口、鳩ヶ谷の古を探る

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《戸田の遺跡》

◇南原遺跡第9次発掘調査-3

戸田市内の遺跡は自然堤防と低地上に立地しています、このため遺跡の範囲確認が難しく、分布密度は高くありません、周辺に目を向けると大宮台地上では分布密度が高くなり、特に大宮台地縁辺には弥生時代後期から古墳時代前期の遺跡が集中しています

この度の調査地の地形は北西側の標高2.5mを頂点とし、南東に向かって1.0mまで下がる傾斜地であることが確認面(18層)上面からの観察でわかります、ただし調査区の大半は標高2.0~2.5mに位置し、調査地点で確認した限り起伏はほとんど見られず、ほぼ平坦な土地が広がっているように見えます

ここには古墳及び周溝墓、住居跡などの主要な遺跡が立地しています、これに対して南東端は、東に向かって急激に落ち込み、標高0.8mまで下がっています、これは河川跡の影響を強く受けていると考えられ遺構も井戸跡が主体で、河川跡の縁辺に沿って配列しています