2011-10-16 蕨、戸田、川口、鳩ヶ谷の古を探る 考古・歴史 #人類学と考古学 ◇ 蕨の歴史ー216 この八幡立像の由来は定かではありませんが、八幡社(和楽備神社)のご神体となっていたものです、台座と胎内には銘文がります、それによりますと本像は十界坊日精により天正2年(1583年)9月吉日に造られ、「南無妙法蓮経」「妙法蓮華経八幡大菩薩」などの文字や作者名から、日蓮宗徒が造立に関与していたことが判ります また「蕨」の文字は県外の資料として鎫阿寺(ばんなじ・栃木県足利市)の文明9年(1477年)銘文の巡礼札が知られていますが、本銘文は蕨市内に遺された地名の初見として貴重な存在です