2010-02-01 蕨、戸田、川口、鳩ヶ谷の古を探る 考古・歴史 #人類学と考古学 金錯銘鉄剣(辛亥銘鉄剣)と埼玉(さきたま)古墳群 [45] 埼玉古墳群の全容 ⑧ ◇ 鉄砲山古墳 瓦塚古墳の東側、二子山古墳の南東側にある前方後円墳です、墳丘長109メートル、前方部高10・1メートル、後円部高9メートル、前方部前端の幅は63メートル、後円部直径49メートルで、前方部がよく発達した形態です、周濠は長方形の2重周濠で全長163メートルと推定されます、墳丘西側のくびれ部に造り出しがあり、張り出しの存在は不明です 幕末に忍藩の砲術練習場となっていたので、鉄砲山の名があります、地元には御風呂山という別称もあります 出土遺物は少ないが、推定87センチほどの6条突帯の円筒埴輪が出土しています、その他、土師器と須恵器が出土しており、須恵器はMT85型式の特徴をもっていることから、6世紀中頃から後半と考えられます