2010-01-29 蕨、戸田、川口、鳩ヶ谷の古を探る 考古・歴史 #人類学と考古学 金錯銘鉄剣(辛亥銘鉄剣)と埼玉(さきたま)古墳群 [42] 埼玉古墳群の全容 ⑤ ◇ 瓦塚古墳 墳丘長73メートル、後円部高5・1メートル、前方部高4・9メートルの中型の前方後円墳です、長方形の2重周濠で、周濠を含めた大きさは115メートルと推定されます、東側は変形を受けており、明治時代の初めには古墳の近くで瓦を製造していたことからこの名前がつけられたと言われています 造り出しは前方部の左くびれ部に接してあり、幅8・2メートル、突出部6・5メートルの規模を持ちます、張り出しは存在せず、幅2メートルほどの陸橋があるだけです、造り出しからは、、土師器坏・鉢・坩(かん・つぼ)、須恵器高坏・器台・壺・大甕・甕・提瓶(さげべ)などが出土しています、ここでは飲食物供献儀礼が行われたことが想像されます、これらの須恵器はMT15型式からTK10型式の特徴を示していることから、6世紀中頃の築造と考えられます 円筒埴輪は高さ60センチ台の4条突帯が出土しています