蕨、戸田、川口、鳩ケ谷の古を探る

川口の古を考える

石神仲道遺跡第４、５次調査・大字石神字仲道１６６１－１地点他　[４]

第４次調査で検出された１９、３３、４０、４９、７４、８７、９１、９９号土坑、第５次調査で検出された１０、４７、６６、１１４、１４５、１５８、１６４、１６６号土坑は”落し穴”と呼ばれる土坑であり、これまでにも第３次調査で３５、３８、４０号土坑の３基の”落し穴”が検出されており、台地の縁辺部に沿って、長軸方向が等高線とほぼ平行して構築されています

また、それらは南東部、北部に入り込んでいる谷に向って構築されていることが判ります、”落し穴”は同伴する遺物の出土が少ないため時期は確かめられませんが、同じ頃に構築されたと思われ、縄文時代後期以外の時期であると考えられます